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印刷現場としてのCMSとは 安定したカラーマネジメントを実現するには保守とメンテナンスが基本中の基本。
デジタルでは及ばない細部への目配りがカギ。
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印刷現場としてのCMSとは安定したカラーマネジメントを実現するには保守とメンテナンスが基本中の基本。デジタルでは及ばない細部への目配りがカギ。

製造本部 次長  高橋 敬一
製造本部 次長  高橋 敬一 製造部印刷課 課長  藤井 努
プレス・ポストプレス 1新印刷機導入06年に最新のCMS設備が組み込まれた新しい印刷機を導入、順調に稼働中! 2印刷現場としてのCMSとは安定したカラーマネジメントを実現するには保守とメンテナンスが基本中の基本。デジタルでは及ばない細部への目配りがカギ。 3特集 印刷は本当に微妙で繊細な技術です “ハードの諸条件×ソフトのレベル=印刷物の品質” メンテナンスと技術力の積み重ねで高品質を維持 4特集 小ロットの印刷をこなすポイント 刷り出しまでの準備時間を短く、CMSの機能を最大限に活用する 5特集 フィーダーの調整はむずかしい スムーズに給紙をするために経験とカンを生かして微調整を行っています。 6特集 これから手がけていきたい特殊印刷 お客様の満足度を高めるためより高精度な印刷技術を追求していきます 7特集 夜勤のときのトラブルは怖い 他部門が可動せず材料も限られる夜間。失敗が許されない緊張感のなかで慎重かつ品質を重視し作業しています。 8特集 用紙によって変わる印刷難度 薬品に使用される薄紙から厚紙の印刷など難易度の高い印刷物に対しても品質を重視しながら取り組んでいます。 9特集 印刷機のメンテナンス 小さな汚れが品質にかかわってしまうことも。1週間に一度の定期メンテナンスのほか作業時に目配りをしてトラブルを防ぎます。 10特集 高品位印刷への取り組み(1) 品質の高さが求められる出版物に対して高精細、FMスクリーニングの印刷など独自のノウハウを蓄積して提案いたします。 11特集 印刷機の保守と点検 印刷物の品質を守るためには機械の保守・点検が不可欠。給油の大切さや毎週行っている定期メンテナンスについてご紹介します。 12

紙質や絵柄をはじめ、 要件・条件の変化に左右されるデリケートな作業。 印刷機のコンディション維持を第一に。

定期点検をきっちり実施。今後はよりレベルの高いCMS構築へ

カラーマネジメントシステム(CMS)は、印刷において商品の品質を左右する重要な要素のひとつです。製版現場、印刷現場それぞれにCMSがありますが、製版のCMSがコンピュータを使ったデジタル管理であるのに対し、印刷現場のCMSは担当者がその都度細かい調整を行い、アナログ的な管理も必要です。

印刷機は非常にデリケートで、まず、稼働するまでの機械のあたたまり方によって品質が違ってきます。あたたまり過ぎるとインキがやわらかくなり、作業にマイナスの影響を及ぼしますので、給水冷却循環装置の温度設定やインキ振り+ツボ温調水循環装置で温度管理をしています。また、インキは固さの異なる3タイプを使い分けてそのときどきに合ったものを使用し、コート紙やマット紙、再生紙など、紙質や絵柄によっても必要なインキの量が変わるため、細かい色調が要求されるファッション系のカタログなどは本機校正を行うようにしています。

製造本部 次長  高橋 敬一
製造部印刷課 課長 藤井 努
定期点検をきっちり実施。今後はよりレベルの高いCMS構築へ
点検一覧表

デジタルで管理する製版は、いったん設定すると常に同じ状態でカラーマネジメントができますが、印刷は室温をはじめ、さまざまな要件や条件に左右されるので、それをどのように調整するかが日々の課題です。経験で身につけていく部分も大きいのですが、安定的に要求された色を出すためには機械の保守とメンテナンスが重要になります。

印刷機には水ローラーやインキのつけローラーなど、太さの違うゴムローラーを全部で10本使用しますが、ローラーの状態を見極めることはメンテナンスをする中の重要項目の1つです。ローラー同士の接地幅をニップといい、中には自動で調整するものもありますが、ほとんどは現場のオペレーターが調整とメンテナンスを行っています。版面着けローラーは使用しているうちに固くなったり、表面が摩耗してツルツルになってくるため、24時間稼動で約3カ月ごとの交換が必要です。機械全体のメンテナンスは、チェックシートによる日々の点検をはじめ150時間、300時間など稼働時間単位で行うもの、月単位で行うもののほか、3カ月に一度は印刷機メーカーの担当者も入って年間計画に沿った点検を実施しています。

一方、印刷物の品質に関してはデジタル管理も行っており、基本的には濃度管理を行っているのですが、定期的に誤差「ΔE(デルタE)」を測定・確認し、品質を安定させています。

印刷機を安定的に稼働させ、品質を保つためにはどんなに忙しくても保守作業とメンテナンスは欠かせません。新社屋になったことで室温や設備設計など、作業環境はかなり安定しました。今後は、より高いレベルのCMS構築をめざしてスキルアップを図っていきたいと考えています。

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