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京都歳時記 京都でおでかけ! はんなりスポット

2007.06.15
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夏越大祓(なごしのおおはらえ)上賀茂神社 6月30日(土)

古代から連綿と続く夏の神事。かがり火がゆらめく中で無病息災を願う

上賀茂神社は、天武天皇期の678年に造営され、祭神が雷(いかづち)に由来することから別名を賀茂別雷神社(かもいかづちわけじんじゃ)といい、厄除け、方除けにご利益があるとされ、広く信仰をあつめています。

「大祓(おおはらえ)」とは、半年間の罪や穢(けが)れを祓い清めて、次の半年間を無病息災で過ごせるように願う神事で、6月と12月の年2回行われます。

当日は、午前10時の「夏越神事」からスタート。神職が茅輪(ちのわ)のくぐり初めをして橋殿(はしどの)の上でお祓いを行います。茅輪とは、茅や藁を束ねてつくられた大きな輪で、参拝者が厄除けに輪の中をくぐるもの。上賀茂では「みな月の なごしの祓へするひとは ちとせのいのち」と声に出さずに唱えてくぐる習わしになっています。

その後、本殿でさまざまな神事が行われ、メインとなる「夏越祓式」では、神職が橋殿へのぼり進み、参拝者から受け取った「人形(ひとがた)」を境内の小川に流す「人形流し」が行われます。かがり火がゆらめく夕闇の中、水面に厳かに人形を浮かべる情景は、「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みぞぎぞ夏のしるしなりける」と百人一首にある藤原家隆の歌に詠まれており、厳しい暑さの中で疫病や水不足などにならぬよう、息災を願う人々の切なる願いが託された神事の様子を風流に伝えています。

歌にある「ならの小川」は人形を流す境内の小川で、5月に行われる「葵祭」でヒロインとなる斎王代の禊ぎ(みそぎ)もここで行われます。

京都では夏越大祓の日に小豆をのせた外郎「水無月」を食べる風習もあります。小豆には疫病を追い払う魔除けの意味があるとされ、三角形の形は氷を表します。いにしえの人々と同じく、夏を健康に過ごしたいと思う気持ちは現代にも通じます。緑豊かな上賀茂神社一帯は散策にもおすすめ。「人形」に願いを託しに出かけてみてはいかがでしょうか。

予定時刻 午前10時〜 夏越神事 / 午後8時〜 夏越祓式
交通 市バス「上賀茂神社前」下車すぐ、
「上賀茂御薗橋」「上賀茂御薗口」下車 約5分
京都バス「上賀茂御薗口」下車 約5分
地下鉄「北大路駅」からタクシー 10分
住所 京都市北区上賀茂本山339
問い合わせ 上賀茂神社075-781-0011
URL http://www.kamigamojinja.jp
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