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2007.07.15
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鹿ヶ谷南瓜供養(ししがたにかぼちゃくよう)安楽寺7月25日(水)午前9時〜午後3時(かぼちゃの煮物ふるまい)

栄養価バツグンの「鹿ヶ谷かぼちゃ」に託す健康祈願

煮ても揚げてもおいしく、スイーツに変身しても人気の高いかぼちゃ。ビタミンCが豊富で、食物繊維も多いヘルシーな夏野菜です。

「鹿ヶ谷南瓜」は、賀茂なすや壬生菜、九条ねぎとならぶ京野菜のひとつ。身の真ん中あたりがひょうたんのようにくびれているのが特長で、ほかの京野菜と同様に名前に産地名がついています。

「かぼちゃ供養」は江戸時代末期に安楽寺の住職をつとめていた真空上人が、修行中に夢の中で「夏の土用に鹿ヶ谷かぼちゃを食べると中風にならない」とのお告げを受け、仏前でかぼちゃを供養し、食したことが起源とされています。

「中風」とは脳血管障害による病をさし、「脳梗塞」や「脳出血」がこれにあたります。現代でもそうですが、これらは昔から恐れられていた病だったのですね。

「かぼちゃ供養」は戦争中の中断を除き、約200年にわたって続いており、毎年7月25日に行われます。前日に、供養に使われる鹿ヶ谷かぼちゃが本堂に供えられ、当日は、大きな鍋で煮炊きされたかぼちゃが参拝者にふるまわれます。現在では宅地化が進み、「鹿ヶ谷かぼちゃ」はこのあたりでほとんど生産されていないため、京野菜の生産に力を入れている他エリアの農家の協力を得ているそうです。

「鹿ヶ谷かぼちゃ」は一般に流通している改良型のかぼちゃにくらべてビタミンCが約1.7倍、アレルギー疾患の改善に効果があるとされているリノレン酸が7倍近くというデータがあり、高い栄養価があることがわかります。

「中風封じ」には、ゆず湯につかる、大根を食べるなど、いろいろな風習が各地にありますが、安楽寺の「かぼちゃ供養」は地域の歴史に深く根ざした伝統行事です。暑さの厳しい夏場は、ことのほか体調管理に気を使います。健康維持を願って、かぼちゃのご利益をうけてみてはいかがでしょうか。

予定時刻 午前9時〜午後3時(かぼちゃの煮物ふるまい)
拝観料 400円(中学生以下無料)
交通 市バス「真如堂前」下車約10分
住所 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町21
問い合わせ 住蓮山安楽寺075-771-5360
URL http://www7a.biglobe.ne.jp/~anrakuji
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