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特集 用紙によって変わる印刷難度 薬品に使用される薄紙から厚紙の印刷など難易度の高い印刷物に対しても品質を重視しながら取り組んでいます。
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特集 用紙によって変わる印刷難度 薬品に使用される薄紙から厚紙の印刷など難易度の高い印刷物に対しても品質を重視しながら取り組んでいます。

製造部印刷課 芦村 禎之 職場のムードメーカーとしていつも楽しく仕事をします!
2007.11.15 November vol16
製造部印刷課 芦村 禎之
プレス・ポストプレス 1新印刷機導入06年に最新のCMS設備が組み込まれた新しい印刷機を導入、順調に稼働中! 2印刷現場としてのCMSとは安定したカラーマネジメントを実現するには保守とメンテナンスが基本中の基本。デジタルでは及ばない細部への目配りがカギ。 3特集 印刷は本当に微妙で繊細な技術です “ハードの諸条件×ソフトのレベル=印刷物の品質” メンテナンスと技術力の積み重ねで高品質を維持 4特集 小ロットの印刷をこなすポイント 刷り出しまでの準備時間を短く、CMSの機能を最大限に活用する 5特集 フィーダーの調整はむずかしい スムーズに給紙をするために経験とカンを生かして微調整を行っています。 6特集 これから手がけていきたい特殊印刷 お客様の満足度を高めるためより高精度な印刷技術を追求していきます 7特集 夜勤のときのトラブルは怖い 他部門が可動せず材料も限られる夜間。失敗が許されない緊張感のなかで慎重かつ品質を重視し作業しています。 8特集 用紙によって変わる印刷難度 薬品に使用される薄紙から厚紙の印刷など難易度の高い印刷物に対しても品質を重視しながら取り組んでいます。 9特集 印刷機のメンテナンス 小さな汚れが品質にかかわってしまうことも。1週間に一度の定期メンテナンスのほか作業時に目配りをしてトラブルを防ぎます。 10特集 高品位印刷への取り組み(1) 品質の高さが求められる出版物に対して高精細、FMスクリーニングの印刷など独自のノウハウを蓄積して提案いたします。 11特集 印刷機の保守と点検 印刷物の品質を守るためには機械の保守・点検が不可欠。給油の大切さや毎週行っている定期メンテナンスについてご紹介します。 12

能書用紙は汚れやキズに留意して何度も確認

写真:能書用紙の印刷のチェック

菊判半裁、A判半裁、四六判/四裁の各サイズで、表2色、裏1色を同時に印刷する両面機を担当しています。

さまざまな紙を扱っていますが、刷るのが難しいものとしてまず挙げられるのは、薬品の効能書きに使う特殊な能書用紙という薄紙。小さな文字ということもあり、色の濃度からちょっとした汚れやキズ、文字カケに注意を払っています。肉眼で見える範囲には限度がありますので、虫眼鏡で見ながらチェックしています。

また、私自身のチェックだけでなく、刷りだす前に検品室に持っていき、検査員の目で再度確認を行い、ここで汚れなどがあれば修正し、それから印刷をスタートさせています。 1万枚を刷る場合なら、印刷に入っても500枚単位ぐらいで必ず検品にまわし、汚れがないかを再度確かめます。途中で汚れがついているのに最後まで刷ってしまうと取り返しがつきませんから、慎重かつ正確に作業を進めているのです。

薄紙は湿度や空調の影響を受けやすいので、取り扱いにも配慮しています。とくに雨の日には湿気を吸い、波打ってしまうので、断裁が終わったものはラップで巻いて包装。使用時にラップを空け、残った紙はまた元に戻します。空調に関しては、新社屋になったことで環境がよくなりました。

その時々で微調整を行いながら良品づくりを

一方、厚紙も難度が高いです。印刷した紙が出てくるところについているシートブレーキ(吸引車)の効きが少し弱くなるため、機械自体のスピードを遅くします。早くすると厚紙が止まってしまうので、スピードの調整が必要です。また、こすれキズが起こらないよう、下からのエアー調節を強めにしています。

このほか紙質に関わらず、表裏を一度に刷ることによる、裏面のこすれキズに注意を払っています。また、インキが乾かないうちに紙が出てきて、機械の部品にインキが付着すると、ここにもこすれキズが発生します。これを改善するため下からエアーをふかす装置はついているのですが、どうしてもかすれる場合、最終的には片面ずつ印刷することもあります。紙質やサイズによっては、ブラシホイールやコロと呼ばれる部分の調整を行って、紙が戻らないでうまく進むように気をつけています。

印刷用紙の紙目によって、反りやすかったり波打ったりするものもあります。表裏を同時に刷るため、見当がずれてくることもありますが、そのつど機械の微調整を行いながら作業します。

これ以外にも表面がデコボコしているエンボスの紙は、印圧をきつめにしたりと、その時々で、さまざまな個所で調整が必要です。これからも、いつでも良品を仕上げることを第一に準備時間の短縮もはかり、品質の向上とともに、効率よい作業を心がけていきたいと考えています。

写真:気になる部分はそのつど調整
写真:機械の微調整
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