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京都歳時記 京都でおでかけ! はんなりスポット

2007.12.15
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八坂神社 おけら詣り 12月31日(月)

御神火を火縄に移して持ち帰って一年間の無病息災を願う伝統行事

八坂神社といえば、京都の三大祭り・祇園祭で有名です。11月末には、四条通の東端にたたずむ西楼門が95年ぶりの大修理を終えてお目見え。約7400枚の瓦をすべて葺き替え、柱や欄干の色もあざやかになりました。今年の初詣は、ひときわ美しくなったこの門をぜひくぐってみたいものです。

八坂神社のおけら詣りは、京都の年越しの風物詩。大晦日の午後7時、古式にのっとって火きり臼と火きり杵できりだされた御神火が灯ろうにともされ、氏子らが願いを記した「をけら木」とともに元日の午前5時頃まで焚かれます。参拝者はこの御神火を火縄に移して、火が消えないようにくるくる回しながら家に持ち帰るのです。この火は神棚の灯明にしたり、雑煮などを作って食べると一年間の無病息災がかなうという言い伝えがあり、燃え残った火縄は「火伏せのお守り」として台所にまつります。火縄は竹の皮を繊維にして編んでおり、消えにくくじわじわと燃えるのが特徴です。

さすがにこの火縄、最近は火をつけたまま帰る人は少なくなったとか。ほとんどの人が境内で火を消して持って帰るそうです。また、神社では火を消した火縄を「掛け火縄」の名称で授与(1000円)しています。遠方の人ならこちらをいただいてもいいのでは。境内では、キク科の薬草・おけらを調整したお酒のふるまい(お屠蘇のようなもの)もあります。時間が経つごとに人が増えて行き、年が変わるころには初詣客でいっぱいに。

このほか京都では、北野天満宮でも「天満宮のおけら詣」が行われています。こちらも大晦日から元旦にかけて火縄が授与され、この火を持ち帰って調理に使うと無病息災がかなうと伝えられているのです。

2008年はどんな年になるのでしょうか。時代は変わっても、新年を迎えたら初詣に出かけるという風習は変わらないものです。お参りだけという人も多いなか、こうした古式ゆかしい行事にもぜひ参加してみたいもの。新しい年も家族全員が健やかに暮らせるように、心静かに思いをこめて参拝しましょう。

場所 八坂神社
日時 12月31日(月)
料金 無料
交通 京阪「四条」下車、徒歩5分
阪急「河原町」下車、徒歩8分
住所 京都市東山区祇園町北側625
問い合わせ 075-561-6155
URL http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/
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