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特集 高品位印刷のためのDTPノウハウと事例 最新の印刷機を導入以来取り組んでいるFMスクリーン印刷。品質を安定させるための数々の試みを行っています。
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特集 高品位印刷のためのDTPノウハウと事例 最新の印刷機を導入以来取り組んでいるFMスクリーン印刷。品質を安定させるための数々の試みを行っています。

生産本部 部長 高橋 敬一 aaaaaaaaaa
2008.04.01 April vol25
生産本部 部長 高橋 敬一
プリプレス 1特集 めざすフルデジタルワークフローの形 土山印刷で構築しようとしているフルデジタルワークフローの形は顧客ニーズに対応するための取り組み 2特集 ノベルティ商品の提案、開発 商品開発は情報収集がカギ。 土山印刷発でユニークな提案を 3特集 最新システムに対応! デザイン関連の最新アプリケーションを導入。入稿、検版などの新システムも視野に。 4特集 土山印刷のCTP デジタル刷版が主流となって工程が短縮し、納期までの作業スピードが格段にアップ!現像の確実性も高まって品質を確保 5特集 カラージーニアスについて RGB画像を最適なCMYKデータに変換。調整が容易になって品質も安定。 6特集 CMSを完成させよう 製版から印刷まで一貫したCMS(カラーマネジメントシステム)を構築しています 7特集 組版、バーコード作成に正確さを追求 何百店という価格の差し替えでも素早く対応。バーコード作成にも正確さを重視しています。 8特集 土山印刷の検版システム 最高6回の検版は各担当で責任をもって実施。デジタル検版も取り入れて精度を追求しています。 9特集 高品位印刷への取り組み〜FMスクリーン、高精細印刷、広演色印刷〜 京都で営業する印刷会社として高い技術力で作った高品質の印刷物の提供をめざし、さらに努力を続けます。 10特集 最新技術を駆使し誠実にものづくりを追求 高品位印刷、Webとの組み合わせなど品質管理を徹底しながら、お客様への提案や新商品の開発を目指します。 11特集 クロスメディアセンター(1) デジタル関連部門をワンフロアに集約。お客様の多種多様なニーズに対応できるクロスメディアセンターを目指します。 12特集 高品位印刷のためのDTPノウハウと事例 最新の印刷機を導入以来取り組んでいるFMスクリーン印刷。品質を安定させるための数々の試みを行っています。
プリプレス 13特集 データの不具合とその解決法 作字 印刷物の制作では旧字体の使用も不可欠。フォントに含まれていない場合は、独自で「作字」して対応してきました。 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

FMスクリーン印刷フローを製版側で作成

AMスクリーンとFMスクリーンについて

高品位印刷と呼ばれるものには、高精細印刷、FMスクリーン印刷、高濃度印刷、高輝度印刷、多色印刷などがあります。いずれも通常使用している175線の印刷と比較し、一般的には色域を広げて、コントラストをはっきりつけることが目的です。技術的には175線と同じ紙とインキを使って印刷するのですが、製版時やCTP出力時でのトーンカーブの調整、印刷時には水や印圧の調整やインクの状態などに厳しい管理をしないと満足のゆく色を出すことができません。

弊社では、2006年12月に最新の枚葉印刷機を導入。それを機に昨年から高品位印刷であるFMスクリーン印刷に取り組み始めました。FMスクリーン印刷をするためには、プレス側の条件として印刷機の状態の安定が非常に大きな要因となりますので、最新の印刷機を導入したことで可能になったのです。

これまで何例かFMスクリーンでの印刷を行っていますが、実際に商品となるまでに色々な試みを実施しました。具体的には、まず通常のAMスクリーンの印刷をする際に、FMスクリーンの版も同時に用意をして、AMスクリーンを印刷した後に連続してFMスクリーンの印刷を。その際にAMスクリーンと同じ刷濃度での印刷と、刷濃度を変えAMスクリーンで刷った色調に合わせた印刷の2種類を作成しました。そしてこの2種類の傾向を分析し、FMスクリーンの印刷に適したフローを製版側で作ることにしたのです。

補正を組み合わせて安定した品質に

写真:DTPデータ上での補正
写真:CTP出力時のドットゲインでの補正
写真:印刷時の刷濃度の調整による補正

テストの結果では同じ刷濃度の場合、印刷物が濃くあがる傾向が見られ、これを補正するには、
(1) DTPデータ上での補正
(2) CTP出力時のドットゲインでの補正
(3) 印刷時の刷濃度の調整による補正

の3点が考えられました。また、FMスクリーンの網点が20μと非常に小さいことと固有の特徴などを考えて、補正を3種類とも施してテストを行いました。

(1)、(2) の補正でのフローが理想的でありますが、実際には(3) が一番良いという結果に。しかし(3) だけでは補正が十分ではない場合もあり、(2) と(3) をミックスした補正が現状では一番良い結果となっています。この方法によって品質的には安定しましたので、今後はFMスクリーン印刷のよさをもっとお客様にアピールし、受注を増やしていこうと考えています。

また、この方法は絵柄面積や画像が持つ濃淡や色で刷濃度やドットゲインを変える必要があるので、フローがやや複雑なものとなってしまいました。もっと良い品質の印刷物を刷れるようフローを進化させ、現在は(1) を含めてテストを行っています。

今後は、FMスクリーンの印刷だけではなく高精細印刷や多色印刷にも取り組もうと計画中です。そのための準備を進めていますが、結果につきましては、この「commu」で報告したいと考えています。

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