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特集 印刷機の保守と点検 印刷物の品質を守るためには機械の保守・点検が不可欠。給油の大切さや毎週行っている定期メンテナンスについてご紹介します。
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特集 印刷機の保守と点検 印刷物の品質を守るためには機械の保守・点検が不可欠。給油の大切さや毎週行っている定期メンテナンスについてご紹介します。

製造部印刷課 課長 藤井 努 サーフィンシーズン到来!今年も海に出かけます。
2008.04.01 April vol25
製造部印刷課 課長 藤井 努
プレス・ポストプレス 1新印刷機導入06年に最新のCMS設備が組み込まれた新しい印刷機を導入、順調に稼働中! 2印刷現場としてのCMSとは安定したカラーマネジメントを実現するには保守とメンテナンスが基本中の基本。デジタルでは及ばない細部への目配りがカギ。 3特集 印刷は本当に微妙で繊細な技術です “ハードの諸条件×ソフトのレベル=印刷物の品質” メンテナンスと技術力の積み重ねで高品質を維持 4特集 小ロットの印刷をこなすポイント 刷り出しまでの準備時間を短く、CMSの機能を最大限に活用する 5特集 フィーダーの調整はむずかしい スムーズに給紙をするために経験とカンを生かして微調整を行っています。 6特集 これから手がけていきたい特殊印刷 お客様の満足度を高めるためより高精度な印刷技術を追求していきます 7特集 夜勤のときのトラブルは怖い 他部門が可動せず材料も限られる夜間。失敗が許されない緊張感のなかで慎重かつ品質を重視し作業しています。 8特集 用紙によって変わる印刷難度 薬品に使用される薄紙から厚紙の印刷など難易度の高い印刷物に対しても品質を重視しながら取り組んでいます。 9特集 印刷機のメンテナンス 小さな汚れが品質にかかわってしまうことも。1週間に一度の定期メンテナンスのほか作業時に目配りをしてトラブルを防ぎます。 10特集 高品位印刷への取り組み(1) 品質の高さが求められる出版物に対して高精細、FMスクリーニングの印刷など独自のノウハウを蓄積して提案いたします。 11特集 印刷機の保守と点検 印刷物の品質を守るためには機械の保守・点検が不可欠。給油の大切さや毎週行っている定期メンテナンスについてご紹介します。 12

適確な給油で印刷機のコンディションを保つ

写真:オイルゲージ

印刷精度を保つためには、定期的に機械のメンテナンスをすることが大切です。弊社では、印刷機メーカーの規定に基づき、給油(オイルまたはグリス)などを随時行っています。

油の効果としては、下記の5点が挙げられます。
(1) 摩耗防止…金属が摩擦、接触して回転しこすれあうと摩擦により摩耗します。そのために油膜のクッションをつくり摩耗を防止。
(2) 冷却…摩擦が起こると熱が発生しますが、オイルには熱を吸収し冷やす効果が。
(3) 圧力分散…圧力を分散し、点でなく面で受けることができるように。
(4) 防塵…グリスの効果でチリを防ぎます。
(5) 防サビ…油膜を張ってサビを防ぎます。

摩擦抵抗の増加=摩耗負荷の増大とされ、機械を円滑に動かすためにオイルは必要不可欠なものです。作業時には機械についているオイルゲージの目盛りを見て、必要な量がちゃんと入っているか、そのつど確認しています。印刷機というのはミクロン単位の精度で造られており、一番大きな精密機械ともいわれるほど。正常に動かすためにオイルが大きな役割を果たしているのです。

印刷機に使用しているオイルはシャワーのようにギアやベアリングにかかった後、下のオイルバスにたまり、何度も循環しています。そのため使用しているうちに鉄粉がまざったり、オイルが空気を取り込んで劣化するため約1年ですべて交換しています。

また、グリスを使用する部分もオイルと同様に量の確認をするほか、メーカー規定の時間に基づいて、グリスを補充しています。かたさの違うグリスを使用しますので、部位ごとに正確に投入するよう各オペレーターが注意しています。潤滑の4原則として言われている「適油、適量、適法、適時」。このように、必要な油を最適な量や方法、タイミングで補充することで、印刷機のコンディションを維持しているのです。

品質を維持するための定期メンテナンス

写真:念入りなメンテナンス

毎週金曜日の夜から土曜日の朝にかけて、定期メンテナンスを実施しています。前述のように、稼働時間に応じてグリスを足したり、オイルやエアーポンプ、モーター、配電盤の各部分についているフィルターをエアーガンできれいに。また、印刷品質を左右するセンサー部分の点検も欠かせません。見当装置などのセンサーは布でふいたり、消しゴムを使って掃除しています。また、紙の出入口であるフィーダーやデリバリ部の清掃、各ローラーなども必要に応じてチェックします。

ローラーは種類により、3カ月〜半年で新しいものに取りかえますが、交換後はローラーとローラーの間、ニップ幅が左右均等になっているかなどを確実に調整。ローラーを交換して一週間ぐらいたち、ゴムが固くなったら初期設定を再度合わせることで、ゴムの状態が安定するようです。しかし1、2日機械を止めるとまたゴムが締まってしまうので、休み明けには必ずニップ幅を調整しています。

メンテナンスは規定通り行うのが当たり前。少しでもおろそかにすると、すぐに印刷品質にかかわってくるだけに、全員が気を引き締めて作業に取り組んでいます。

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