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特集 データの不具合とその解決法 作字
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特集 データの不具合とその解決法 作字 印刷物の制作では旧字体の使用も不可欠。フォントに含まれていない場合は、独自で「作字」して対応してきました。

クリエイティブチーム 小泉 峰子 チームワークはバッチリです!(小泉 右上)
2008.06.16 June vol28
クリエイティブチーム 小泉 峰子
プリプレス 1特集 めざすフルデジタルワークフローの形 土山印刷で構築しようとしているフルデジタルワークフローの形は顧客ニーズに対応するための取り組み 2特集 ノベルティ商品の提案、開発 商品開発は情報収集がカギ。 土山印刷発でユニークな提案を 3特集 最新システムに対応! デザイン関連の最新アプリケーションを導入。入稿、検版などの新システムも視野に。 4特集 土山印刷のCTP デジタル刷版が主流となって工程が短縮し、納期までの作業スピードが格段にアップ!現像の確実性も高まって品質を確保 5特集 カラージーニアスについて RGB画像を最適なCMYKデータに変換。調整が容易になって品質も安定。 6特集 CMSを完成させよう 製版から印刷まで一貫したCMS(カラーマネジメントシステム)を構築しています 7特集 組版、バーコード作成に正確さを追求 何百店という価格の差し替えでも素早く対応。バーコード作成にも正確さを重視しています。 8特集 土山印刷の検版システム 最高6回の検版は各担当で責任をもって実施。デジタル検版も取り入れて精度を追求しています。 9特集 高品位印刷への取り組み〜FMスクリーン、高精細印刷、広演色印刷〜 京都で営業する印刷会社として高い技術力で作った高品質の印刷物の提供をめざし、さらに努力を続けます。 10特集 最新技術を駆使し誠実にものづくりを追求 高品位印刷、Webとの組み合わせなど品質管理を徹底しながら、お客様への提案や新商品の開発を目指します。 11特集 クロスメディアセンター(1) デジタル関連部門をワンフロアに集約。お客様の多種多様なニーズに対応できるクロスメディアセンターを目指します。 12特集 高品位印刷のためのDTPノウハウと事例 最新の印刷機を導入以来取り組んでいるFMスクリーン印刷。品質を安定させるための数々の試みを行っています。
プリプレス 13特集 データの不具合とその解決法 作字 印刷物の制作では旧字体の使用も不可欠。フォントに含まれていない場合は、独自で「作字」して対応してきました。 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

作字を使用する際のいくつかの問題点

旧漢字

印刷物を作成する上で旧字体(旧漢字)は必ずといっていいほど必要ですが、classic環境(MacOS 9.22以前)の作業で使用するフォントに収録されている文字数はOCFで8,284文字、CIDで8,720文字となっており、その中にはほとんど含まれていません。そこで、旧字体が必要な場合当社では、「作字」という手段で対応しています。「作字」とは、旧字体など文字コードに含まれない文字(字形)を、使用するフォントにあわせてフォント作成ソフトで作った単体文字のことです。

しかし作字した場合、ミスや問題点も起こってきています。たとえば、ある物件で作字を入れる時、本来はリュウミンMなのに、誤ってリュウミンLの細い作字を入れるというミスが発生。モニター、プリンター出力紙の確認でもふたつの文字の違いを見分けるのは困難だったのです。

また、作字は1書体に100文字程度を上限に登録しています。作字された文字はフォントやウエイトを変更しても作成されたままの「形」で、そのつどオペレーターは使用するフォントと同じ、もしくは近い書体で作られた文字を選択することになります。使用時は、各オペレーターの判断任せとなっていたのも問題でした。

フォント環境の向上に加え確認作業も徹底

そこで、当社では確認作業の徹底を実施。やむを得ず作字フォントを使用した場合、その文字にマーカーを付け、作業者と内校者が確実に校正を行えるようにしました。
また、旧字体が異体字として揃っているOSやソフトへの移行を進め、極力ミスの起こりやすい外字を使わなくて済むようにしています。

DTP業界を取り巻く環境は今急速に変化しています。長い間classic環境が主流だった業界もここ数年でOS Xに移行し始め、当社でも現在ではOS Xを主軸としたDTP環境を整え、classic環境では出来なかったことが容易にできるようになり作業効率が飛躍的に向上しました。
フォントに関していえば、Open Type Font(OTF)のPro以降は、OCF、CIDに比べ、約2倍の文字数を収録していて、ほとんどの旧字体が異体字として揃っています。今まで作字していた文字の大多数が通常の文字として入力できるようになりました。

新規で作成する媒体に関しては、OTFをメインとしたフォント環境で、組版ソフト「InDesign CS2」・「Illustrator CS2」への移行を意欲的に進めています。

ただ、万能に見えるOTFにも含まれていない文字に関しては作字が必要に。また改版物など、以前のclassic環境で作成しなくてはならないものもあり、今の段階では作字使用における間違いなどのリスクは避けられません。

「確認に勝る確実は無し―」。どの仕事においても鉄則です。「よりミスを減らす作成方法」、「よりミスを発見しやすくする原稿の注意喚起方法」等、常に作業手順を改善・構築していくことが、一番の対処方法だと思っています。

今後とも不具合やミスを減らしていくためにチーム間の連携を図り、高品質のものづくりに努力し続けていきたいと思っています。

作字一覧表
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