京都のシンボルの1つ、日本一の高さを誇る『五重塔』で有名な東寺(正式名称は「教王護国寺」)は東寺真言宗の総本山。国宝に指定され、世界遺産でもあります。
その東寺にて毎月21日、真言宗の祖である空海(弘法大師)の命日に「弘法市」が催されます。
参道一帯には骨董品、植木、日用雑貨などの市がたち、10万人以上の人出があるそうです。仏教の世界では、縁日とは「神仏がこの世と縁を持つ日」と考えられており、この日に参詣をすると功得があるとされています。
特に12月21日の市はその年最後の縁日となることから「終い弘法」と呼ばれ、1年間の無病息災を感謝し、ふだんよりも多い1000件以上の露店と多数の参拝客らで賑わい、葉ボタンや梅、千両の苗、干しガキなど、お正月用品やお飾りも売られます。
「弘法市」の縁日がいつ頃始まったかについてのはっきりとした記録は残っていませんが、天狗草紙絵巻の中に、東寺南大門で物を売る商人の図が見受けられたり、東寺百合文書には、応永10年(1403)、足利義満の時代に南大門に一服一銭の茶店があったことが記されているそうです。これによって鎌倉中期から室町時代にかけて、境内の特定の地域で商行為が行なわれていたことがわかります。
ちなみに今年の12月21日は日曜日。また、この日は嵐山で行われている「嵐山花灯路(link:http://www.hanatouro.jp/index_a.html)」の最終日でもあります。
「終い弘法」の後に嵐山まで足を伸ばして荘厳な花灯路を楽しむ。京都の年の瀬を彩る風物詩を満喫される1日を過ごされてはいかがでしょうか?
【終い弘法】
日時:2008年12月21日 8:00頃〜16:00頃
開催場所:京都市 東寺
料金:境内散策自由
お問い合わせ先:東寺 075-691-3325