
私たち土山印刷製造部では、今までcommuでご紹介させていただきましたように、新商品開発や、品質の向上に取り組んでいます。これらを一つ一つクリアすることは大変なことでもありますし、時間もかかります。しかし、後の維持管理を怠ると、品質の低下につながってしまいます。印刷機は日々コンディションが変わっていきますので、維持管理するのは難しいですが、日々刷っている印刷物の確認と、定期的な色の測定による確認を行っています。今回は、品質の向上と安定の一つであるCMSの維持管理についてご説明させていただきます。
当社での取り組みは次のようになります。
製版課にあるインクジェットプリンターにつきましては、定期的(2週間に1度)にテストチャートの出力を行います。Japan Colorに準拠した基準インクジェット出力物との比較を目視及び測色機を使って数値的に行います。もし、色差ΔEが3以上の場合、インクジェットの調整を行います。調整法はインクジェットプリンター自身のキャリブレーションを取り直し、再度確認します。尚且つΔEが3以内に収まらない場合、ICCプロファイル(デバイスプロファイル)作り直し、ΔEが3以内に収まるまで繰り返し行います。

また印刷もインクジェット同様に定期的(2ヵ月に1度)にテストチャートの印刷を決められた条件(ドットゲイン、刷り濃度、同仕立て、など)で行い、今回の印刷物とJapan Colorに準拠した基準印刷物との比較を目視及び測色機を使って数値的に行います。もし、ΔEが3以上であれば、基準印刷物に色を合わせ、印刷を行います。そして、印刷物がΔEの3以内になれば、OKとし、その時の諸条件が今後の印刷を行う時の標準となります。そして、OKになったインクジェットと印刷物を比較し、ΔEが3以内であることを確認いたします。

印刷工程ではデジタル化が進み、品質が安定するようになったと言われますが、印刷機に関しましては、まだまだ不安定な要素が数多くあります。この不安定さを出来る限り安定化させて、色の品質を保つことが印刷会社の使命と考えています。時間もかかり複雑な作業ですが、このCMSの維持管理が他社との品質の差別化になると考えます。
今は安く早くが主流になっておりますが、土山印刷では安く早くそして良い品質を提供し、さらに高品質なRGB印刷や高精細印刷にも取り組み、高い品質の印刷物をご提供いたします。
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