4月25日(日)は、千年以上の歴史を持つ、松尾大社の神幸祭が行われます。松尾大社は、京都最古の神社といわれて、この地方一帯に住んでいた住民が、松尾山の神霊を祀って守護神としたのが由来といわれてます。4月25日に行われる神幸祭(通称おいで)、その3週間後に行われる還幸祭(通称おかえり)を合わせて松尾祭と呼ばれます。松尾祭は豊作や氏子の安全などを祈願して平安時代前期の貞観年間に始まったといわれています。
神幸祭の見所はなんと言っても神輿が桂川を渡る船渡御です。本殿から6基の神輿と唐櫃1台に御分霊を受けて、拝殿を三回まわる「拝殿廻し」の後、本殿を出発して松尾、桂を巡回、桂川の桂離宮の東北あたりまでやってきます。その後に白い法被姿の氏子さん達が、川に入って、お神輿を駕輿丁船に乗せて、桂川を渡り、それぞれの御旅所(おたびしょ)まで出発して行きます。御旅所とは本宮の神様の御神幸の際に、立ち寄られる別荘のようなものです。
神幸祭は言わば神様がご旅行される出発のお祭りです。もう桜も散ってしまっているかもしれませんが、春の陽気の中、桂近辺をそぞろ歩くのも良いのではないでしょうか。