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グルメレポート 京都名店探訪! 行ってきましたこんなお店

2010.8.15 July vol.54
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京料理・懐石 平野屋(ヒラノヤ)

推薦・レポート 営業本部

約400年続いている老舗で、古くから愛宕参りの茶屋として多くの方々が訪れていたようです

嵐山から少し離れた、奥嵯峨・鳥居本。付近には化野念仏寺があり、また、このあたりは愛宕神社への参拝道としても有名です。今回お伺いさせてもらった平野屋さんは愛宕神社の一の鳥居のすぐそばにある、京料理屋さんです。

こちらのお店は約400年続いている老舗で、古くから愛宕参りの茶屋として多くの方々が訪れていたようです。建物はかやぶきのたたずまいで、裏手にある山の緑と相まって、いかにも「癒し」の空間をかもし出していました。中はお座敷になっていて、窓からはすぐそばに迫った山の木々やお店の池を見ることができます。また、お部屋によっては山から流れてくる川の上にあるところもあり、京都の市街地と比べると5度ほど気温が違うとのことで、お伺いした真夏の昼間でもエアコンはつけず、窓を開けるだけでひんやりとした風が入ってきていました。

夏は鮎、冬はボタン鍋で非常に有名で、この時期は鮎が旬ということで、鮎づくしをいただいてきました。先ほどの川の水を取り込んだ生け簀が店の敷地内にあり、お客さんが来られるごとにお店の方が生け簀に鮎を取りに行っておられ、本当に新鮮な鮎をいただく事ができました。

まず、先付として、汲み上げたての熱々の湯葉をいただき、そこから「鮎の背ごし」「鮎の塩焼き」「鮎が入ったおかゆ」「鮎の天ぷら」と続きました。鮎を一度にこんなに食べたのは始めてでした。「鮎の背ごし」は丸々1匹の鮎をシンプルに厚さ3mmぐらいの輪切りにして、しょうが醤油でいただくのですが、これまで体験したことのない食感で、魚特有の生臭さも全くなく、コリコリした食感でとてもおいしくいただきました。

「鮎の塩焼き」は、たで酢でいただきました。これは内臓ごといただいたのですが、内臓の苦さも全くなく、数回噛むと甘みさえ感じました。また、この塩焼きの塩の振り方ですが、一人前として認められるまで、実は代々何年間も修行されてきたそうです。塩の量はもちろん、焼加減や振るタイミングや振り方など、かなりのこだわりを持たれています。「鮎が入ったおかゆ」も鮎の旨みがじんわりとおかゆに溶け出し、非常においしかったです。「鮎の天ぷら」も丸ごと1匹揚げてあり、こちらも鮎の甘さが非常に際立つ一品でした。

また、おみやげには女将が毎朝一つ一つひねり上げてつくるおだんご「志んこ」をいただきました。写真はないのですが、きな粉と黒砂糖を混ぜたものをかけていただくという、素朴ながらも400年の歴史を感じる味わいの一品でした。

一つ一つがシンプルで、素材の味を大事にするけれども、実は一つ一つが手をかけた料理・・・自然の中で、「ホンマにええもん」を食べたいなら、とてもオススメです。

店名 平野屋(ヒラノヤ)
住所

〒616-8437

京都市右京区鳥居本仙翁町16

TEL 075-861-0359
URL http://www13.ocn.ne.jp/~a0359/
交通 JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅、京福嵐山 線嵐山駅、又は阪急嵐山線嵐山駅下車。京都バス嵐山バス停、 又は京福嵐山駅前バス停からバスで約10分、鳥居本(とりもと) バス停で下車。徒歩5分

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