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グルメレポート 京都名店探訪! 行ってきましたこんなお店

2011.5.15 May vol.63
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貴船茶屋

推薦・レポート プリントプリウス・松原久美子

涼やかな貴船の川床で季節の香りと味を堪能できます。

「木綿の湯豆腐」
「煮付け」
「野菜の天ぷら」
「鮎の素揚げ」

今回ご紹介するのは貴船神社中腹にある、川床料理店の「貴船茶屋」です。
歩道から少し階段をくだり、8つほど席の並べられた店内は、すだれの屋根から覗く緑や、そこから差す木漏れ日、川床の畳に散る落ち葉すら風流に感じられる雰囲気です。床下に流れる川は、ひたすら澄んでおり涼やかです。

こちらは、入るお店を決めかねているところを女将さんが元気よく声をかけてくださり、丁寧にお料理の説明をしてくださったので入りました。料理には自信があり、リピートされる方も多いとのお話です。

まずいただいたのが、前菜のイタドリの味噌漬け。
イタドリという野菜を初めて知り、ふきのような見た目だと思ったのですが、食べてみるとあまりくせがなく、シャキシャキとした食感。ほんのり感じる酸味に、みそとごまが香る白いたれがよく合い、春を感じさせる一品です。
次に、木綿の湯豆腐がお鍋ごと、いっぱいに出されてきます。濃い目のたれがお豆腐にほどよく絡み、絶妙な加減でいただけます。
次に、煮付けです。彩りが美しく、春を感じさせます。
もちもちとした生麩、とろとろの里芋、しゃきしゃきの竹の子とえんどう・・・と、さまざまな食感を楽しむことができます。
特に、鯛の子の煮付けは、とても滑らかな舌触り。魚の卵とは思えないほどで、「おいしい!」と声があがりました。そしてどれも、上品なかつおだしがよく染み込んでおり、口にするたびふわっと香ります。
そして次に、注文が入ってから揚げるという、お野菜の天ぷら。特製のおだしに大根おろしをまぜていただきます。衣はもちろんサクサクで、思わず顔がほころびます。お野菜はどれも一級品の味で、特に湯葉の天ぷらはスナックのようにパリパリになり、とても香ばしい。同時に出された白ごはんが、とてもすすむ逸品でした。
次は、貴船川で捕ったばかりだという鮎を丸ごといただきます。揚げたてのホクホク。塩味だけでも十分おいしいのですが、添えて出されたたれ酢のおいしさには感動しました。山椒の葉の香ばしい香りが、鮎の素朴な味にとてもよく合い、終盤だというのに食欲をそそる味でした。
最後に、デザートのココナッツ寒天とオレンジ。オレンジは日本酒で味付けされていました。これが不思議とよく合い、オレンジの爽やかさも残しながらふわっとしたお酒の香りが楽しめます。ココナッツ寒天は、和食でココナッツ?とも思ったのですが、これまでの雰囲気を壊さない、とても上品で素朴な味や、お豆腐のようなめらかな食感に納得しました。

心地よい満腹感で、今回のコースはおしまいです。
店員の方々が、お料理を運んでくるたびお店やお料理のお話をして下さいました。
普段食べるものと違い、ひとつひとつが本当においしい、味わって食べようと思えるものでした。シンプルに見えて、料理のひとつひとつに趣向が凝らしてあり、かつ洗練されていたため、じっくり、ゆっくりとお味とその余韻を楽しむことができます。また、外での食事だったため、自然の香りと、さらさらとした川や水の音、食材の香りがとても印象深く、どこか懐かしいような、現実離れしたような気持ちに・・・。
お昼過ぎで人が少なかったのもあり、川床の癒しの空間を静かに堪能できました。
今回は5月で、日が落ちてきた時間に来店したこともあり少し肌寒かったですが、暑くなってから、ビールと一緒にお料理を楽しむのもいいのではと思います。また、日が暮れれば提灯に明かりがともり、また違った雰囲気を味わうこともできそうです。

京都伝統の川床で、特別なひとときを過ごされてはいかがでしょうか。

店名 貴船茶屋
住所

〒601-1112

京都市左京区鞍馬貴船町69(貴船神社上流 200m)

営業時間 10:30〜21:00(最終入店 19:00まで)
TEL 075-741-2148
URL http://kibunejaya.jp/
交通 叡山電鉄叡山本線 貴船口駅より徒歩30分
(2名様より貴船口まで送迎あり)

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