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グルメレポート 京都名店探訪! 行ってきましたこんなお店

2012.3.15 March vol.73
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辰巳屋(たつみや)

辰巳屋(たつみや)

推薦・レポート 斉藤典子

宇治川の流れを目の前に、抹茶づくしのお料理がいただけます。

抹茶豆腐

季節の八寸

百合根抹茶掛け

お造り

(左)季節の炊き合わせ (右)田楽の三種盛り

吸い物

抹茶蕎麦

油物

(左)抹茶白玉ぜんざい (右)抹茶チーズケーキ

宇治各地に広がる茶畑の、瑞々しい緑がまぶしい季節になりました。「♪夏も近づく八十八夜」という茶摘み歌にもある八十八夜は、立春から数えて88日目のことで、今年は5月1日。この日に摘んだお茶の葉は霜をかぶらないため、高級な茶葉であると言われています。

宇治橋すぐの平等院表参道(宇治茶の老舗がずらりと並ぶ、茶の香ただよう歴史道)を抜け、宇治川のほとりにある辰巳屋さんへ夕方からおじゃましました。落ち着いた雰囲気の2階お座敷の窓からは宇治川の流れに加え、この日は満開の桜まで楽しむことができました。今回は茶処・宇治ならではの抹茶をふんだんに使用した辰巳屋さんの名物「抹茶料理」をご紹介します。

まず最初に、生の大豆から3日間かけて作るという「抹茶豆腐」を頂きます。豆乳が濃く、お豆の味とまろやかな抹茶の味が一緒に楽しめ、甘めのお出汁が優しい味わいです。まだ肌寒いこの季節、湯豆腐の希望も出るそうですが、色が変わったり溶けたりするそうで、まだ冷奴しか出せず只今研究中とのこと。

次に「八寸」。青いれんげに入っているのは、生湯葉とカニの身を抹茶で和えたもの。湯葉とカニと抹茶は相性抜群です。菜種のサーモン巻きや桜の形のにんじん等、食べるのがもったいないほど可愛らしい。

「百合根の抹茶掛け」は百合根が甘くホクホクしていて、濃い抹茶ソースと絶妙なバランス。大人のスイーツのような贅沢な一品です。

「お造り」はお客様の声を聞いてから切られているそうで、素人の私でも全然違う!と感じるほど新鮮で美味でした。

ここからは温かいお料理に変わります。「季節の炊き合わせ」と「田楽の三種盛り」は、真ん中の、あわふを焼いたものに抹茶味噌を掛けたものが特に気に入りました。

「吸い物」に浮かんでいるのは碾茶(てんちゃ・抹茶の原料)です。京都ならではの少し甘めの白味噌仕立ての汁物を頂くと‘ほっこり’落ち着きます。

次に「抹茶蕎麦」は茶蕎麦と鯛が蒸しあげられており、目にも口にも楽しい一品です。これで9品目、徐々にお腹いっぱいになってきました。

抹茶塩で頂く「油物」は海老の香煎揚げ。おかきを衣にして揚げていて、とても香ばしく美味でした。その他は赤と緑の万願寺とうがらしや貝柱を抹茶の衣で揚げたもの、ふきのとう等です。

お料理の最後は「抹茶茶漬け」。抹茶と塩を白湯で頂くのですが、あっさりとした甘みがあるお茶漬けです。

デザートの「抹茶白玉ぜんざい」と「抹茶チーズケーキ」は、独特の食感と抹茶の香りがとても濃厚で、料亭が作るチーズケーキは一味違って、とても美味しいものでした。

京料理と抹茶の絶妙なコラボレーションで、新しい「抹茶」の形、様々な「抹茶」の表情を堪能することができ、抹茶好きには本当にたまらないお料理の数々でした。宇治方面へ行かれる際にはぜひ一度お立ち寄りください。

店名 辰巳屋
営業時間 11:00〜14:30(LO)、16:30〜20:00(LO)
(夕方のみ要予約)
定休日 水曜不定休
お正月 2・9月閑散期 連休あり
TEL 0774-21-3131
住所 〒611-0021
京都府宇治市宇治塔川3-7
交通 【電車】JR宇治駅下車 徒歩15分/京阪宇治駅下車 徒歩12分
【車】京滋バイパス宇治東ICから5分/宇治西ICから10分
URL http://www.uji-tatsumiya.co.jp/

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