コミュ commu 京都発!土山印刷のWebマガジン

コミュニケーション経営で適正利潤確保し社会貢献を
Back number
バックナンバーを読む

「グローカル人材論」特殊講義を担当しました

2013.5.15 May vol.87
プリントプリウス

マーケティングプリウスは、多店舗支援サービスの開発を今後とも革新的に進めてまいりたいと存じます。

産学連携の取組みとしまして、京都の4大学の春学期「グローカル人材論」特殊講義が開始され、京都経済4団体(京都経済同友会、京都商工会議所、京都経営者協会、京都工業会)より企業トップの方が講師を担当します。
企業トップと学生が共に議論を繰り返し行っていく職業教育の連携科目です。
京都で就職したいと強く希望する学生と、地元の中小・中堅企業の人材戦略との就業マッチングが推進されます。
今回、4月18日 京都産業大学にて、京都経済同友会の幹事、文部科学省大学間連携共同教育推進事業「グローカル人材開発センター」の理事、印刷業の会社社長を務める立場から、当社社長土山が講演を担当いたしました。
企業トップとしての仕事内容、社会貢献、社会を支えることの意義や苦労している点などを京都産業大学の学生の方々に熱心に語りました。

発表内容を紹介いたします。

テーマ:「100年企業 三代目のコミュニケーション経営」

  1. 土山印刷会社紹介
  2. 事業内容の紹介
  3. 社長の毎日・毎月の仕事について
  4. 社員とのコミュニケーション方法
  5. 社会貢献と経営理念・事業計画
  6. 事業を通じた社会貢献とは(当社の経営理念より)
  7. お得意先訪問
  8. スタッフ企業との関係づくり
  9. 地域貢献と同友会活動

1. 土山印刷会社紹介
当社は、1911年創業、今年で102周年になります。
祖父が創業、父、わたくしで三代目となります。従業員は100名、本社は京都市南区、東京・大阪に営業所があります。

2. 事業内容の紹介
事業内容は、商業印刷としてカタログ、チラシ、書籍等ありますが、最近は、印刷だけてはなく、広告宣伝、デジタル媒体、アプリのシステム等もてがけています。
また、現在、京都、大阪、東京の拠点で大手のお客様とお取引をさせていただいています。普通のカラー印刷は4色ですが、当社は、6色の印刷機を導入し、高色域、高品質の印刷物のご好評いただいています。
なかでも、美術事業のお客様の印刷物を担当し、印刷だけではなく「ブランドの確立提案」もさせていただいています。

3. 社長の毎日・毎月の仕事について
事務所に入り社長席につくまでに、毎朝、社員の目をみてあいさつを行っています。
これは、コミュニケーションが大事だと考え実践しています。
会社経営は、社長一人の力ではなく、社員総和の力でおこなわれるのが理想です。
そのためには、信頼関係が必要となってきます。お客様との信頼関係、業者・スタッフの皆さん、社員の皆さんとの信頼関係がない場合は、量、質とも良い情報が入ってきません。
質の良い、充分な量の情報量があってこそ、適切な会社政策が推進されます。
適切なコミュニケーションを図り、「会社の発展」「社員の豊かな人生」への貢献を考える、という姿勢を示していかなければ、信頼関係醸成ができません。
お客様、業者・スタッフの皆さん、社員の皆さんとの信頼関係醸成が社長の大事な仕事だと思います。

ある意味、日本経済全体が三代目経営だと思います。
初代、二代目は、経済の勢いがあり、望まれるものをどんどんつくっていく時代でしたが、三代目になると同じ業種のライバルも増え事業の劣化が進んでいきます。
事業そのものをリニューアルし、第二の創業を進めていかないといけません。
経営革新にともなって、今までのやり方をやめ、全く新しく出直さなければいけない。
当社もデジタル化の波で、一時期人員削減等の厳しいかじ取りを余儀なくされました。
その後、いかに社員のモチベーションを上げるかが課題でした。
大事なのは、「事業をこう変えていきます」というアカウンタビリティを遂行また、信頼関係を獲得するコミュニケーション活動を進めていくことだと考えました。

4. 社員とのコミュニケーション方法
社長スケジュールの半分は、お得意様、業者・スタッフの方々、社員とのコミュニケーション活動をおこなっています。また、同友会活動、地域活動も活発におこなっています。考えながら人に会う、人に会いながら考える、戦略戦術を考える大事な機会を得ています。

社員とは、年に1回、ホテルにて昼食を食べながら、お誕生日会を開催しています。
2000年に先代より社長を引き継いだ時に、一刻も早く経営を立て直すため、一旦、お誕生日会を中断いたしました。しかし、経営改革後の社内の雰囲気を改善するため、お誕生日会を再開し、社員とのコミュニケーションを広げる、深める必要があると実感いたしました。今では、様々な意見が社員から聞けるようになり、再開し、非常に良かったと思います。

幹部社員とは、年に1回、お誕生日面談を行っています。
仕事面では、普段、打合せ、会議等で話をしていますが、お誕生日面談では、家族、健康、会社、仕事の悩み、キャリア形成等の話をしています。
現場の意見を聞くことで、間違いを発見することもあり、コミュニケーションを取る機会が大事であると考えました。

このように、信頼関係の土壌を築きつつ、会社経営上、事業計画の達成のため、経営理念の浸透、事業計画のチェックと推進、部門課題の把握と対策、幹部社員のコンディション把握のため、月に2回ほど現場の視察を実行しています。
直接、次世代の社員と意見交換ができ、育成にも役立っています。

5. 社会貢献と経営理念・事業計画
コミュニケーション経営のお話をしてきましたが、当社の経営理念・事業計画、事業を通じた社会とのつながり、社会貢献についてお話をいたします。
当社の経営理念は、
「新しい20年の発展とそれぞれの豊かな人生のために」

  • 1) 企業活動を通し社会に貢献しよう
  • 2) 市場のニーズを先取る商品開発をしよう
  • 3) 計画・事実・改善による科学的経営をしよう
  • 4) 社会を支えるプロ人材づくりをしよう
  • 5) 仕事には厳しく、明るく、潤いのある職場づくりをしよう
社会貢献、会社の発展、社員の豊かな人生を達成しようということです。

単年度に落し込んで、だれが、どのようなことを、どのように具体的にしていくのが事業計画になります。その事業計画を達成するために日夜奮闘しています。

6. 事業を通じた社会貢献とは(当社の経営理念より)
社会貢献と経営理念の関わりを当社の場合でお話ししたいと思います。
大手の企業も様々な社会貢献をされていますが、当社は事業を通じて社会に貢献いたします。まさに、市場のニーズを先取る優れた商品やサービスを提供し、お客様に喜んでいただき、喜んでいただくお客様を増やしていくことが第1番目の社会貢献と考えます。そのようにお客様を増やしていくことが、利潤を生みます。
研究開発、先行投資をしないと優れた商品をつくれない、そのためには利潤が必要です。優れた商品を提供している会社は先行投資をおこなっています。
適正利潤を確保できると、雇用が拡大し、社員の給与もあがる、会社が拡大すると法人税、所得税の納税により、社会貢献につながります。
経営の効率を上げるために、計画・事実・改善による科学的経営を行いましょう。
働きやすい職場をつくって、しかし成果は厳しく追及していきましょう。
社会を支えるプロ人材づくりをしましょう、というのが当社の経営理念です。

7. お得意先訪問
お得意様を訪問させていただいて、当社へのご要望の生のお声を聞く機会をできる限りつくっています。お客様の課題を聞かせていただきますと、当社の製品、サービスに迅速に反映できます。また、新製品、新サービスに対するお客様のご理解度、好評度の確認ができます。

8. スタッフ企業との関係づくり
当社で、対応できない事業を支えていただいていますスタッフ企業の方々と、ビジネスシーズの情報収集、商品開発への協力体制、グローバルネットワークの活用等の関係づくりをおこなっています。
コミュニケーションを深めるために、海外工場の視察参加、工場見学ご要望の受入れ、記念ゴルフコンペ開催等を行っています。

9. 地域貢献と同友会活動
地元へのボランティア活動も地域貢献として非常に大事ですので、100周年記念の折には、鴨川の清掃活動を実施いたしました。
経済同友会の活動の中で、産学連携で優れた学生さんを育てていこうという「大学のまち京都」という委員会活動を行っていますが、今回のように学生の皆様の前で講演できたことはうれしく思っております。
今後も個人で、また、企業として皆様のお役に立てたらと思います。
ご静聴ありがとうございました。

以上、約45分間の講演後、質疑応答、グループ討議と続き、企業のトップの「生」の声と学生の方々の「生」の声で意見交換でき、有意義な講義、又質疑応答となりました。
今後も経済同友会の活動を通して産学交流など社会のお役に立っていきたいと考えています。

活発な意見交換が行われました。

pagetop
コミュ commu 京都発!土山印刷のWebマガジン 土山印刷株式会社WEBサイトへリンク お問い合せ