昨年から土山印刷では、総合カタログの受注をメインとした戦略で営業及び製造は活動を行っています。製版以降の工程につきましては、コーディネーターを付けてお客様の意向を製品に確実に反映することにより、お客様から高い評価を得ています。特に製版ディレクターによる色の品質については大変喜んでいただいております。製造では製版以前の工程でも総合カタログに必要な商品あるいは仕組みを考えていましたが、お客様からのご要望もあり、流し込みの仕組みを自社で作ることにしました。
流し込みのソフトやプラグインソフトなど、パッケージ化されて色々な商品が販売されていますが、下記の理由で使いませんでした。
・お客様の細かな要望がソフトの中に組み込めない
・納品した後でも機能追加などのバージョンアップをする可能性がある。
・市販のソフトを使うと費用的に高くなる
製造部では自社で開発すると決定し、お客様に数回のヒアリングをさせていただいて、詳細にご要望を掴む事にしました。また、お客様が使いやすいように現在使われているシステムでのオペレーションからあまり変わらないように考慮して設計をしました。
お客様からお聞きした内容を社内に持ち帰り、自社で出来る部分は自社で開発し、どうしても自社で出来ない部分だけ協力会社に開発をお願いして最終的に完成させました。
今回は商品データをページごとに点数を変えてレイアウトするという流し込みシステムで、あまり複雑なものではありませんでしたが、自社で開発することで納期も費用も市販品を使うよりも半分で作ることができました。
実際にお客様のテストで使っていただいた細かな改良の要望に対しても、社内で迅速に改良をして再度テストをしていただき、納得していただけるシステムの構築をする事ができました。もしも、市販のものをベースに使用していますと、開発メーカーに依頼をして改良してもらうことになりますので、非常に時間がかかってしまいお客様に迷惑をかけてしまう場合も考えられます。
お客様にシステムやソフトをご提供する場合は、お客様のご要望や困っておられる事を正確に掴む事が一番大切だと感じました。お客様のご要望を正確に反映して、システムを作るのは、印刷を十分に知り尽くしている私たちだからこそ出来ると考えています。
これからもお客様のご要望をしっかりとお聞きして、満足していただけるシステム開発をしていきたいと考えています。
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