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印刷用語解説:網点

目次

網点

点描という絵画の技法をご存知でしょうか。絵の具などを極小の点にし、点の集合によって絵を完成させるというものです。一般的な印刷も同様に極小のインキの点の集合によって印刷を行っています。これが網点です。

また、この点の集合のパターンには主にAMスクリーン(網点の位置が規則的であり、点の大きさによって色の諧調を表現する)とFMスクリーン(網点の大きさが一定であり、点の密度によって色の諧調を表現する)の2パターンがあります。

AMスクリーン印刷では、この網点1つが横並びした線が1インチ×1インチの中にいくつ入るかを線数(単位:●●Lpi/Line per inch)という指標で表します。

FMスクリーンでは1ドットのサイズが何ミクロンであるかを画質の指標で表します(単位:●●μドット)。

一般的なカラー印刷物では、安定して印刷できるのはAMスクリーンの175線と言われています。より高精細な印刷では線数を向上させるとともに、高精細でも問題が起こりにくいFMスクリーンを使うこともあります。土山印刷の高精細印刷では、280線のAMスクリーン印刷、もしくは1ドットが20ミクロンのFMスクリーン印刷を使用しています。