美しい「切り絵」に、スライドさせると絵柄が変わる仕組みの「マジックファイル」を組み合わせたユニークな御朱印です。
▲御朱印をスライド
▲仕組みが分かりやすいように、御朱印を白紙に変えてスライド
■01. 企画の背景:トレンドの「切り絵」に、新しい「驚き」を
—— 今回の「ギミック仕様」という提案に至ったきっかけを教えてください。
【営業・谷本】: 醍醐寺さまより、「今回は、トレンドを押さえつつ、参拝者に今までにない新しい喜びを感じていただけるものにしたい」とご相談をいただきました。そこで、繊細な「切り絵」と、スライドさせると絵柄が変わる「マジックファイル」を組み合わせるという、豪華な二段構えの仕様をご提案しました。
■02. 桜を紅葉に!「完璧な仕掛け」を追求
—— 実現する上で、特に苦労した点はどこでしょうか?
【営業・谷本】: マジックファイルは、中の紙を引き抜くことで背景が現れる仕組みです。今回の「桜から紅葉へ」という変化において、引き抜く前に背景の「紅葉の赤」が少しでも見えてしまうとネタバレになってしまうので、背景の周囲は透明にするなど工夫しました。
きちんと御朱印として美しく見えること・仕掛けが完璧に隠れていることを両立させるため、絵柄の位置調整については何度もテストと修正を重ね、理想のバランスを追求しました。
■03. デザインの挑戦:構造上の「矛盾」を調和させる
—— デザイン面で、クリエイターとして直面した課題はありましたか?
【デザイン・藤本】:実は「切り絵」と「マジックファイル」は、構造的に相性が難しい組み合わせなんです。マジックファイルは、中の紙の「白い面積」が多いほどギミックが鮮明になります。しかし、切り絵は紙を切り抜く「引き算」の表現。必然的に白い面積が減ってしまいます。
この「構造上の矛盾」をどう解決するかが最大の鍵でした。切り抜くラインの太さをミリ単位で調整し、切り絵としての繊細な美しさを保ちながら、ギミックの効果を最大限に引き出し、季節の美しさ、桜と紅葉のバランスを美しく表現することが課題でした。
■04. 込めた想い:参拝者が「春を開花させる」体験
—— この御朱印を通じて、参拝者の方に何を感じてほしかったですか?
【デザイン・藤本】:切り絵御朱印を入れた状態では、五重塔の荘厳なシルエットと桜の枝ぶりを際立たせ、美しい春の桜を演出。切り絵御朱印を引き抜くことで、秋の紅葉が一斉に現れる視覚変化を設計しています。御朱印を挿入すると桜が現れる。これにより、醍醐寺さまの春の訪れを「自分自身で開花させる」という体験価値を付加できました。
【営業・谷本】: 醍醐寺さまとともに試行錯誤させていただいた御朱印が、参拝に来られた多くの方に手にとっていただけたこと、大変うれしく思っています。
試行錯誤の軌跡
最終的な紅葉の色味についても、「より表情豊かなものにしたい」とのご希望により、 グリーンを差し込むなど、細部まで調整を繰り返しました。
▲調整前
▲調整後
お客さまの声

土山印刷では、様々な目的や用途によって、ご希望に添ったご提案が可能です。
今回ご相談をいただいた団体はこちら
世界文化遺産 京都 醍醐寺 様





