SDGsという言葉をよく聞くようになる前から、土山印刷は持続可能な経済活動を行うために努力してきました。
当社が行っているSDGsのための取り組みは以下のようなものです。
FSC®森林認証用紙の使用
FSC(森林認証)用紙とは、環境・社会に負荷をかけない形で伐採を行った木材から作られた用紙のことです。
林業者が適切な森林管理を行っているか、地球環境を考えない見境のない伐採を行っていないかどうかが監査され、問題がない業者のみFSC認証を得られます。
これによって、森林の乱開発などを助長してしまうことなく用紙を供給できます。
植物油インキの使用
植物油インキとは、文字通り植物油から作られた油性インキです。
従来、油性インキは体にも環境にもいいものではありませんでした。石油と揮発性の有機溶剤を利用していたため、吸引すれば様々な病気のもとになりましたし、環境負荷も大きなものでした。
そこで、代替品として植物油インキが利用されるようになりました。
植物油インキを利用することで、揮発性有機化合物の発生を低減でき、再生紙として印刷物をリサイクルする時のコストが下がりました。
また、土中で分解しても環境を汚染せず、石油燃料を消費しないため環境への負荷が小さくなりました。
さらに、揮発性有機化合物やダイオキシン、二酸化炭素、オゾン層破壊物質を減らし、より資源を大事にするために、土山印刷は印刷インキ工業連合会の植物油インキマークを取得しています。
これは、オゾン層破壊や二酸化炭素の排出をより小さくする基準に適合した、人体と自然に優しいインキを利用しているという証です。
UDフォント利用
土山印刷は印刷物を制作する際に、UDフォントを利用しています。
UDフォントは目の弱い方、高齢の方、発達性読み書き障害の方でも読みやすく配慮された書体で、情報のユニバーサルデザイン化を目指して作られています。
京から取り組む健康事業所宣言
SDGsが守るのは環境だけではありません。ひとりひとりの社員の健康や幸福を重んじることもSDGsの重要な項目です。
土山印刷は取り組みとして「京(きょう)から取り組む健康事業所宣言」に加入しています。
これは協会けんぽ京都支部が社員一人ひとりの健康状態を会社がきちんと管理し、また健康なまま仕事ができるように働きかけているかを表すものです。
現在土山印刷は定期健康診断やインフルエンザ予防接種の実施、分煙の徹底、社員の家族参加型のコミュニケーションイベントといった方法を通じて、健康事業所認定を受けています。