公開日: 2025年2月18日 - 最終更新日:2025年2月18日

【新着情報】
当社営業が、お客様からよく頂くご相談シリーズ②
最適な「製本」方法について

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当社へよくご相談頂くシリーズの第2弾です。「製本」のお話です。
前回ブログ「今さら聞けない②冊子製作に最適な製本の種類は?」のさらに詳しい情報を、実際にお客様からご相談頂いた事項を主軸にお伝えしたいと思います。 皆さんはページ物の印刷物を作る際、印刷会社の営業担当者から、「綴じ方はどうしますか?」と聞かれて困ったり、そもそも本の各部の名称が分からず困ったりしたご経験はありませんか?

本の各部名称

「用語が分からない」というご相談を頂くことがあります。用語が分からなければ相談ができません。まずは、印刷会社とのやりとりをスムーズにするために、よく出てくる名称を記載します。

 

よく使われる製本方法についてその特徴とめやすページ数

中綴じと無線綴じでは、ページ数が同じでも、無線綴じの方が高額になることが多いです。これは、無線綴じの方が製本工程が複雑で、手間がかかるためです。中綴じは、用紙を折り畳んで針金で綴じるだけなので、比較的簡単な製本方法です。一方、無線綴じは、背表紙を作成し、糊付けする工程が必要となるため、中綴じよりも手間がかかります。また、無線綴じでは、背表紙に使用する糊や表紙の素材なども、中綴じよりも高価なものが使用されることが多いです。 これらの要因により、同じページ数の冊子でも、無線綴じの方が中綴じよりも高額になる傾向があります。ただし、印刷会社や部数、用紙の種類などによっても価格は変動するため、必ずしも無線綴じの方が高額になるとは限りません。正確な価格を知りたい場合は、印刷会社に見積もりを依頼することをお勧めします。 下記は、詳細・特徴とめやすのページ数です。

○中綴じ

中綴じとは、表紙と本文ののど部分を針金で綴じる製本方法です。中綴じは並製本の1つで、安価かつ簡単に作れ、大型の複合機などにも機能がついていることがあります。表紙と本文をまとめて針金で止めるため、あまり分厚いものには向かず、薄い本(パンフレットなど)を製本するときに使うことに向いています。用紙を重ね合わせて綴じるために、重ねた用紙の厚み分だけ内側のページが飛び出します。そのため、小口を断裁した時、内側のページほど用紙の端が切れます。中綴じをするならページ数を64ページ以下にするのがよいでしょう。

○無線綴じ

無線綴じとは、針金や糸などを使わず(=無線)、本文の背部分と表紙を糊付けするという製本方法です。背表紙と本文の糊付けを行うため、ある程度の厚みがある本でなければ綴じることができません。無線綴じを行うためには、各ページにのりしろとなる部分が必要であり、そのためページを完全に開くことができなくなります。多くの書籍で一般的に使われており、雑誌や商品カタログの多くは無線綴じがされています。

 

代表的な冊子種別 製本方法・めやす価格

「最小ロットは何部ですか?」というご質問を頂くことがありますが、基本的に1部から作れます。ただし、複数ロットと同金額になるため割に合わずあまりお薦めできません。 また、より正確な費用を知るためには、複数の印刷会社に見積もりを依頼することをお勧めします。見積もり依頼の際には、以下の情報を伝えるようにしましょう。

○印刷部数

○用紙の種類・厚さ

○サイズ

○カラー

○加工の有無

○納期

○その他
予算を伝える:
予算が決まっている場合は、事前に印刷会社に伝えておくと、予算内で可能な提案をしてくれます。
サンプルを取り寄せる: 実際に印刷されたサンプルを取り寄せることで、用紙や印刷品質を確認できます。
複数の印刷会社を比較する: 複数の印刷会社から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討しましょう。

 

その他、どんな綴じ方があるのか、製本の種類や特徴について広くご紹介しているこちらのブログもご参考にしてみてください。

【新着情報】今さら聞けない②冊子製作に最適な製本の種類は?ページ数ごとに最適な製本方法もご紹介

 

土山印刷では、様々な製本方法や目的用途によって、ご希望に添ったご提案が可能です。

もし具体的なイメージがなくても、「〇〇な印刷物を作りたいけど、どんな紙や製本方法が良いか分からない」「予算内で〇〇な印刷物を作るにはどうすれば良いか」といったご質問でも大丈夫です。 貴方の作りたい印刷物や、知りたい情報に合わせて、最適なアドバイスをさせていただきます。 下記フォームから、どうぞ遠慮なく、お気軽にお問い合わせください。

 

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土山印刷株式会社は京都府に本社を構える印刷会社です。 土山印刷では紙の販促物を使って営業力を強化したいお客様のお手伝い・サポートを行っております。
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