明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え、改めまして、わたくしども印刷会社でございます。
印刷用紙は種類が豊富で、印刷物発行の際に何の紙を使えば良いのか迷われたことはありませんか?
用途に合わせて最適な紙を選ぶことで印刷物の仕上がりが大きく変わり、販促効果にも影響します。
今回は今さら聞けない紙の種類とその特性について、詳しくご紹介したいと思います。
1. 紙の種類と特徴
印刷用紙は大きく分けて「普通紙」、「コート紙」、「マットコート紙」、「上質紙」、そして「特殊紙」に分類できます。
普通紙
最も一般的な用紙で、コピー用紙やプリンター用紙として広く使われています。インクの吸収が良く、文字印刷には適していますが、写真などの画像印刷には不向きです。
コート紙
表面にコーティングが施されており、光沢があります。発色が良く、写真やイラストを鮮やかに印刷したい場合に適しています。チラシやパンフレットなどに良く使われます。
マットコート紙
コート紙と同様にコーティングが施されていますが、光沢を抑えた落ち着いた仕上がりになります。文字も見やすく、写真と文字の両方をバランス良く配置したい場合に適しています。カタログやパンフレットなどに良く使われます。
上質紙
コート紙のようなコーティングがなく、さらっとした質感です。筆記性に優れており、文字中心の印刷物に適しています。書籍やノートなどに良く使われます。
特殊紙
デザイン性や機能性に特化した用紙で、様々な種類があります。例えば、凹凸のある紙、和紙のような風合いの紙、耐水性のある紙などがあります。用途に応じて使い分けることで、個性的な印刷物を作成できます。
2. 用途に合わせた選び方
どの用紙を選ぶかは、何を印刷したいかによって異なります。以下は、用途別の選び方の例です。
文書印刷
普通紙または上質紙
写真印刷
光沢紙(コート紙)または写真用紙
チラシ・パンフレット
コート紙またはマットコート紙
カタログ
マットコート紙 または上質紙
名刺
厚手の用紙または特殊紙
DM
コート紙または特殊紙
3. その他の選び方のポイント
厚さ
用紙の厚さは「坪量(g/m²)」で表されます。数値が大きいほど厚い紙になります。用途に応じて適切な厚さの用紙を選びましょう。
白色度
用紙の白さを表す指標です。数値が大きいほど白い紙になります。
4. 紙の質感と手触り
紙を選ぶ際には、質感や手触りも重要な要素です。例えば、高級感を演出したい場合は、厚手で質感のある用紙を選ぶと良いでしょう。また、環境に配慮したFSC認定等の再生紙を選ぶとエコフレンドリーなイメージ戦略に有効です。
5. 印刷会社や専門店に相談
どの用紙を選べば良いか迷った場合は、印刷会社や専門店に相談してみるのがおすすめです。専門家のアドバイスを受けることで、最適な用紙を選ぶことができます。
最適な印刷物を選ぶと様々なメリットが得られます!
■仕上がりの品質向上
用紙の種類によってインクの発色や吸収が異なるため、最適な用紙を選ぶことで、写真やイラストの色をより鮮やかに、または忠実に再現できます。例えば、光沢紙は発色が良く、写真が綺麗に仕上がります。
文字の見やすさ: 文字中心の印刷物では、インクのにじみが少なく、コントラストの高い用紙を選ぶことで、文字がくっきりと見やすくなります。上質紙やマットコート紙は文字の可読性に優れています。
質感の向上: 紙の質感は印刷物の印象を大きく左右します。厚手の用紙や特殊紙を選ぶことで、高級感や特別感を演出できます。■用途に合わせた表現力
写真: 光沢紙や写真用紙を使用することで、写真本来の美しさを最大限に引き出せます。
チラシ・パンフレット: コート紙やマットコート紙を使用することで、色彩豊かで訴求力の高い印刷物を作成できます。
書籍・カタログ: 上質紙やマットコート紙を使用することで、落ち着いた雰囲気で読みやすい印刷物を作成できます。
名刺: 厚手の用紙や特殊紙を使用することで、個性的で印象的な名刺を作成できます。■印刷の効率向上
用紙とインクの相性が悪いと、インクがにじんだり、乾きにくかったりする場合があります。最適な用紙を選ぶことで、インクがしっかりと定着し効率的な印刷が可能、また印刷後の仕上がりも綺麗になります。
■コスト削減
無駄な印刷の削減: 相性が悪い用紙を使用すると、印刷不良が発生しやすくなります。最適な用紙を選ぶことで、無駄な印刷を減らし、用紙代やインク代の節約につながります。
長期的なコストパフォーマンス: 高品質な用紙を使用することで、印刷物の耐久性が向上し、長期的に見ればコストパフォーマンスが高くなる場合があります。■環境への配慮
再生紙の利用: 環境に配慮した再生紙を選ぶことで、森林資源の保護に貢献でき、コンプライアンス経営に有効です。
適切な用紙選択による資源の有効活用: 用途に合わせた適切な用紙を選ぶことで、必要以上の資源の消費を抑えられます。
土山印刷では、用紙をはじめお客様の求める印刷物・その他媒体を制作可能です。
印刷物を作りたい方、作った印刷物を他メディアに展開したい方、コスト削減したい方、用紙の種類にご興味があるだけの方も、下のフォームからお気軽にお問い合わせください。