インターネットの発達、動画SNSの発達などにより、誰でも動画による情報発信をできる時代になりました。でも、動画を撮影するのってハードルが高いと思っていませんか?
実際いきなり撮影すると、セリフが上手く話せなかったり、逆光で顔が暗くなったり、カンペを読んでいるのが見え見えだったりで、なかなか上手くいかないものです。
けれども、実はちょっとしたコツさえつかめば、動画コンテンツは意外と簡単に作れるんです。
そんな、失敗しない動画撮影のコツをお教えいたします!
動画は何故強い?
そもそもどうして動画が効果的と言われるのでしょう?
動画は情報量が最も多いコンテンツ
想像してみてください。
もし、あなたが「ニワトリ」という生き物を、一度も見たことがないとします。
その状態で下のような説明を見た時、ニワトリがどんな生き物なのか、ニワトリの姿かたちを理解できるでしょうか。
かなり難しいでしょう。
では、下記のような説明ではどうでしょうか?
文章だけの説明よりも、ニワトリの姿かたちは想像しやすくなりました。
しかし写真(ビジュアル)だけでは、ニワトリの頭にある赤い部分が何と呼ばれるのかはわかりませんし、足についたとがった爪の呼び方もわかりません。
「文章」と「写真(ビジュアル)」両方合わされば、ずっと理解しやすくなります。
そして、この説明を動画にすると、「文章」と「ビジュアル」に「動作」が加わり、より「ニワトリ」という生物に対する理解を深めることができます。
このように、単純な説明を行うときには動画を使うのが効果的なのです。
動くものはよく見える
人間の目は動いているものの方が、止まっているものよりも知覚しやすくできています。これは「運動視」という視覚機能のおかげです。
人間がまだ森の中にいた時、飢え死にしないように、また危険な動物から逃げられるようにするには、動くものを素早く目がとらえなければなりませんでした。
このため、人間はなにか動いているものがあると、目がそちらに惹きつけられるようにできているのです。
現在は虎や狼を見分け、鹿やうさぎの動きをとらえる機会はかなり少なくなったため、運動視はもっぱら動画に目が引き寄せられるという方向で機能しています。
だから、動画のほうが静止画よりも目を惹きつけるわけです。
短い時間で人にものを伝えるなら、動画が効果的
人間は動くものに惹かれて、言葉と画像で内容を理解します。たとえ人が広告に我慢できるのがせいぜい10秒だったとしても、同じ時間でより多くの人に内容を伝えられます。
店頭に看板を置くだけでなく、タブレットやデジタルサイネージなどで動画を流すだけでも、足を止める方が増えるでしょう。会社のマニュアルを動画にするだけで理解が早くなるでしょう。自社のビジョンを社長が語れば、本心が伝わりやすくなるでしょう。
まず人に興味を持たせるためには、動画活用が一番です。
動画撮影のコツ
とはいえ、文字や静止画よりも少しだけハードルが高いのが動画です。より伝わりやすい動画を作るためには、どうすればいいのでしょうか?
照明を工夫する
画像のように本格的なスタジオを作る必要はありませんが、それでも室内での撮影の場合は、元からある照明だけでなく、撮影用の照明を別途用意したほうがいいでしょう。
特にカメラの性能が低い場合、光量が足りなければ画質が落ち、色が褪せたり全体的にざらついた映像になってしまうことがあります。
また、部屋の照明は高さや向きを調整できないことが多く、望んだ位置で撮影できないことがしばしばあります。
高さや向きを自由に調整できる、三脚付きのビデオライトなどが特におすすめです。
良いカメラを使う
スマートフォンやコンパクトデジタルカメラの性能は向上しています。が、しかし、それでもきちんとしたカメラには性能では敵いません。
もちろんスマートフォンからスタートするのはいいのですが、ある程度本格的に動画コンテンツを制作するなら、デジタル一眼レフカメラなどを動画用に用意したほうがいいでしょう。
プロンプターを用意する
カンペをチラチラと見て話すのって、結構目立つものなんです。見てください。
これがプロンプターがない動画で、
これがプロンプターがある動画です。
後者はずっと画面を見て話せていることがわかるでしょう。
やはり、動画の仕上がりを追求するなら、プロンプターがあったほうが、良いものを作れます。
ちなみに、土山印刷が使用しているプロンプターはこちらです。
テーマを絞る
動画は理解しやすいとはいえ、ごちゃごちゃといろいろな内容を詰め込めば、たちまち情報過多になってしまいますし、長い時間宣伝を見せられるのは大抵の人には面白くありません。
1つの動画で伝えるテーマはできれば1つまでにして、長さは1分から3分の間に絞り込みましょう。また、動画の冒頭で今回のテーマについて見せて、視聴した人がすぐに動画の内容を理解しやすくしておくのもコツです。
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