皆さんは本や雑誌の色々な部位に、名前があることを知っていますか?
本の部位を知ることで、これまで以上に本に興味が湧くかもしれません。
今回は意外と知られていない、本のさまざまな部位について解説します。
本の部位解説
本の各部位は以下の画像のように呼ばれています。
天(てん)
本を立てて置いたときに、上部に来る紙の切り口部分を「天」と呼びます。
地(ち)
天とは逆に、本を立てたときに本の下部に来る紙の切り口部分を「地」と呼びます。
のど
ページを綴じており、表紙と繋がる部分を「のど」と呼びます。
小口(こくち/こぐち)
天・地・のどを除いたページの部分、本の外側に来る断裁面のことを「小口」と呼びます。
表1(ひょういち)
表表紙、とも呼ぶ、本を開き始める側の表紙です。
表4(ひょうよん)
裏表紙、とも呼ぶ、表1の反対側、本を読み終わった後に閉じると見える方の表紙です。
背(せ)
本を束ねる部分で、「のど」と共に綴じられて、本がばらばらにならないようにしています。広くは背表紙の意味も持ちます。
カバー
表紙の上に掛けられている紙です。表紙の傷みや汚れを防止することに加えて、書店などでは最も目に付く部分でもあるため、いわば書籍の「顔」として凝ったデザインを施されることが多くあります。